2012年8月18日土曜日

肌を考える vol.4



雲の写真を撮り始めてちょうど3年になる
 レクイエムを思わせるこんな雲が好きだ。

白き雲
        ヘルマン・ヘッセ

今し見よ 白き雲こそ 忘らるる
和が美しの 歌に聴く かそけき響き
ま青なる 空の彼方に 我れを誘え

さすらえる この悲しみと 喜びを
我が身に抱きて 草枕   旅路の果てを 
見つむれば 雲の心を 旅路の掴まむ

ふるさとを 発ちてさすらう 雲の如
染まず漂泊う 陽も海も また風すらも
さにつらう 妹なね薫る 天の羽衣


友よ」では執行氏の愛誦詩歌と
その解説、思い出が綴られている。
文学を捉える事の出来る絶好の一冊で
ある。

明日も変わりなく空を見上げる。

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