2022年10月25日火曜日

 

review

やる気の正体」執行草舟×田村潤 ビジネス社

本書の"はじめに"二人の著者の黒と白ほど違う個性、その意見を並読し、その違いを汲み取る事が読む者は力を得られ実力となっていく。とある。

この対談を10ミニッツTVで視聴した時に巡らせた思いは、この"はじめに"で腑に落ちる。

p.194に潜在意識ではなく、顕在意識とあるが、私の都合の良い考えをグサリと刺した。知らず知らずに価値観として量を求めてしまうこと、量を追求すれば、必ず飲み込まれ、それにより、自己信頼を失う。現代社会のやる気が下品に偏るのは、許す力や汚いものを認める力がない事。もの事はすべて、悪なしには始まらない。ここではサタンが登場だ。そして物事の塩梅を分るのは教養であり、量を追求して滅びていくのは教養のなさである。人間の生き方を知り、過去の共感する人の知恵をもらい、魂と対話する文学ががなくなった事が原因で、その根源は読書にある。

自分を決めてしまう事は全て言い訳になる。果たして自分は、、自問自答だ。やり続ける、考え続ける。私の読書はその瞬間々に挑む力がまだまだだ。読書の捉え方も勉強させて頂いた。





2022年8月18日木曜日

日本の美学

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日本の美学 執行草舟 実業之日本社

本を閉じ、高揚感と同時に自分の稀薄さを痛感。大きな風穴が空いた。草舟言行録の破壊力、今回も凄まじい。しかしながら同時に希望が湧き上がり高揚感に包まれる。これもまた、みずみすしい言行録、実に凄まじい。

「書物とは何か」p98.の書物との対話によってしか得られない"絶対負"。「心の先人を見つけよ」p.149の絶対的先人を見つけることが最も大切で判断の中心となる書物になること。「全人的に愛すること」p.299の尊敬する人の"生命を仰ぎ見る"こと。その人の欠点も含めて愛することで全人的なものが入ってくること。「日本人は日本を学べ」p.312の日本の美学は、禅の無常観と武士道の死生観しかないこと。その他どの篇も興味深く読ませて頂いた。そして本好きには、心躍る(資料)志のための文学便覧p.178がある。
「命懸け」「我慢」「未完」全ては己が立つこと。勉強のし直しだ。