憂国の芸術 正論4月号
第15回 存在を刻する 熊川渓雲(彫刻家)
迫力ある題名の憂国の芸術。
彫刻家、熊川渓雲の木像。
深沙大将、金比羅大将、水鏡天神、
道臣命の木像が紹介されている。
菅原道真公の水鏡天神は、ページを
めくり衝撃を受けた!
消された政治家 菅原道真を再読。
大伴氏の祖である道臣命。
左手を掲げる姿は神武東征の代名詞。
「...愛国とは、歴史を慕う心なのだ。」
執行氏の言葉から「初國」の理想の
香りを纏うことが出来る。
Photo:椿油のベジマヨネーズ
岡山の美咲町吉ヶ原。
食材を活かす、まる吉カフェの「食」の
あり方は日本の素材を使い美味しいと
唸らせるオーナーの真心にある。
椿油はバーニャカウダー、ベジマヨ、
グリーンソース、オリーブオイルの
代わりにと身体が喜ぶ美味しさを
表現して頂いている。
オーナーの心地よい熱意で.......
吉ヶ原の桜も季節を迎えようとしている。
和ハーブカフェまる吉
岡山県久米郡美咲町吉ケ原394-2
柵原ふれあい鉱山公園内
(080) 3025 - 9899
info@marukichi.net
スサノヲの到来 いのち いかり いのり
2015 1/24〜3/22
DIC川村記念美術館
雨に老梅が美しく香る日。
「スサノヲ到来」を森の中の美術館で拝観。
「蛇文人面深鉢」の子供の顔に見える人面は
オホゲツヒメの頭部で土器は食を生む女神と
位置づけられ、それを呪術的に破壊する事に
よりさらなる再生を祈っていた。
まさに破壊と再生は何事をも生む根源。
頭上にどぐろを巻いた蛇を乗せ、涙を流している
「蛇を戴く土偶」の蛇は不死の象徴でスサノヲ
の原型が見出される。
二本の線で表す涙が何とも言えず愛らしいく
忘れられない土偶。
月読命の月の生命水は変若水であり「泣きいさちる神」
スサノヲの涙の正体であると.....。
松尾芭蕉、出口王仁三郎、平田篤胤、天狗小僧寅吉
、南方熊楠、折口信夫....見応えのある精神。
破壊と再生をグッと掴まされた。
「スサノヲの到来」は8月に渋谷区立松濤美術館で開催予定
Photo 2015 2.16
先月に島へ伺った。
10数回足を運ばせて頂いているが、
一番の天候に恵まれる。
晴れ渡る空には、鳳凰と龍の雲。
海は凪.......。
古代のエネルーギーが魂を貫通する。
還元思想で受け継がれる島の恩恵。
それを目の当たりにする瞬間、わたしの
生き方を知り、己の小ささを知る。
利島という島に縁ある事が私の仕事
であると思う。
「椿」の特性にきめ細かい配慮をしみ込
ませた、どんぐりさんの全身ボディー、
フット、フェイシャル。
間もなくスタートです。
どんぐり (準備中)
和草ハーブボール&ロミロミのサロン
門前仲町
donglicolo@yahoo.co.jp
憂国の芸術 正論3月号
第14回 禅の交叉...至道無難•山本玄峰
「閑 置字」至道無難
「天心無思邪」山本玄峰
「或人地獄ヲ問」(部分) 至道無難
「無」山本玄峰
臨済禅の系譜を創り上げたのが
生きながら死んでいた至道無難。
とある。
日本の禅が日本独特の芸術となって
いるのは、禅が言葉と文章を拒絶
しているからであろう....沈黙が禅を
支配している。という執行草舟氏
の言葉は歴史通1月号武士道への道③
「啐啄の機」の中で記憶した「会話などは、
しょせん「沈黙」の一部にすぎない
のです。」と繋がる。
わたしの禅の捉えどころとなった。
執行草舟氏の言葉は、心の向かう
灯火であり、執行草舟氏の著書「根源へ」
に至っては、灯火の宝庫である。
根源へ 執行草舟著 講談社 2300円(税別)
憂国の芸術 正論2月号
第12 回 知の涙 ...菅原道真•清岡長言•宮小路康文...
「朝吸木蘭之墜露 夕餐秋菊之落英」
菅原道真の苦悩が、紙幅を覆い尽くす
書である。とあるこの書の力強さに
鳥肌が立った。
正論に掲載された執行草舟コレク
ションの中でわたしには一番衝撃的な書
となる。