ことだまのさちわうくに
2012年1月1日日曜日
大伴家持
ちちのみの 父の命 ははそばの 母の命 おほろかに
心つくして 思ふらむ その子なれやも ますらをや
空しくあるべき 梓弓 末降り起こし 投矢以ち
千尋射渡し 劔大刀 腰に取り佩き あしひきの
八峯踏み越え さし任くる 心障らす 後の代の
語り
繼
ぐべく 名を立つべしも
反歌
ますらをは 名をし立つべし 後の代に
聞きつぐ人も語り
繼
ぐがね
大伴家持
万葉集 巻十九 四一六四 •
四一六五
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