スサノヲの到来 DIC川村記念美術館
スサノヲの到来 いのち いかり いのり
2015 1/24〜3/22
DIC川村記念美術館
雨に老梅が美しく香る日。
「スサノヲ到来」を森の中の美術館で拝観。
「蛇文人面深鉢」の子供の顔に見える人面は
オホゲツヒメの頭部で土器は食を生む女神と
位置づけられ、それを呪術的に破壊する事に
よりさらなる再生を祈っていた。
まさに破壊と再生は何事をも生む根源。
頭上にどぐろを巻いた蛇を乗せ、涙を流している
「蛇を戴く土偶」の蛇は不死の象徴でスサノヲ
の原型が見出される。
二本の線で表す涙が何とも言えず愛らしいく
忘れられない土偶。
月読命の月の生命水は変若水であり「泣きいさちる神」
スサノヲの涙の正体であると.....。
松尾芭蕉、出口王仁三郎、平田篤胤、天狗小僧寅吉
、南方熊楠、折口信夫....見応えのある精神。
破壊と再生をグッと掴まされた。
「スサノヲの到来」は8月に渋谷区立松濤美術館で開催予定
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