2023年10月19日木曜日


revoir
🔵「人間の運命」執行草舟言語録 Ⅱ  実業之日本社人間の運命

という逃れられないものが本題となっているこの書籍。自己の

運命を貫き通している著者と運命の対話をしているとどうして

も答えを求める自分がいる。問いを考え続けることを後押しさ

れる。自己の運命を信じることだ、やはり、「運命への愛」

だ、...............独座大雄峰




2022年10月25日火曜日

 

review

やる気の正体」執行草舟×田村潤 ビジネス社

本書の"はじめに"二人の著者の黒と白ほど違う個性、その意見を並読し、その違いを汲み取る事が読む者は力を得られ実力となっていく。とある。

この対談を10ミニッツTVで視聴した時に巡らせた思いは、この"はじめに"で腑に落ちる。

p.194に潜在意識ではなく、顕在意識とあるが、私の都合の良い考えをグサリと刺した。知らず知らずに価値観として量を求めてしまうこと、量を追求すれば、必ず飲み込まれ、それにより、自己信頼を失う。現代社会のやる気が下品に偏るのは、許す力や汚いものを認める力がない事。もの事はすべて、悪なしには始まらない。ここではサタンが登場だ。そして物事の塩梅を分るのは教養であり、量を追求して滅びていくのは教養のなさである。人間の生き方を知り、過去の共感する人の知恵をもらい、魂と対話する文学ががなくなった事が原因で、その根源は読書にある。

自分を決めてしまう事は全て言い訳になる。果たして自分は、、自問自答だ。やり続ける、考え続ける。私の読書はその瞬間々に挑む力がまだまだだ。読書の捉え方も勉強させて頂いた。





2022年8月18日木曜日

日本の美学

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日本の美学 執行草舟 実業之日本社

本を閉じ、高揚感と同時に自分の稀薄さを痛感。大きな風穴が空いた。草舟言行録の破壊力、今回も凄まじい。しかしながら同時に希望が湧き上がり高揚感に包まれる。これもまた、みずみすしい言行録、実に凄まじい。

「書物とは何か」p98.の書物との対話によってしか得られない"絶対負"。「心の先人を見つけよ」p.149の絶対的先人を見つけることが最も大切で判断の中心となる書物になること。「全人的に愛すること」p.299の尊敬する人の"生命を仰ぎ見る"こと。その人の欠点も含めて愛することで全人的なものが入ってくること。「日本人は日本を学べ」p.312の日本の美学は、禅の無常観と武士道の死生観しかないこと。その他どの篇も興味深く読ませて頂いた。そして本好きには、心躍る(資料)志のための文学便覧p.178がある。
「命懸け」「我慢」「未完」全ては己が立つこと。勉強のし直しだ。


2021年11月13日土曜日

未知よりの薔薇


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これほどまでに自己の運命を抱きしめた生き方があるのか!
秘伝ノストラダムス・コードではノストラダムスやヴェルサイユの壮大な魅力に引き込まれた。そして待望の未知よりの薔薇」。
書籍の箱を開けると瞬時に題名と表紙の逸話が大きな光となり包み込んでくれた。また驚きの連鎖で巻き起こる出会い、邂逅、大いに興味深い現象は巨大な求心力で私は洗練されたのではないだろうか。
第四巻に島崎藤村の「夜明け前」の冒頭「木曽路はすべて山の中である」を「筑波はすべて松見の中にある」と云いかえた出光佐三の懐刀、松見守道との運命的な絆は、実に神聖な響きで深く印象に残っている。
「未知よりの薔薇」との出会いは、勇気となり‥‥さあ次に進むもう!


未知よりの薔薇 竹本忠雄 勉誠出版 全8冊 16700円

2021年8月7日土曜日

成功には価値が無い

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 成功には価値は無い 執行草舟 ビジネス社              
「これは本当に執行草舟の本か」と、違和感すら抱くかもしれないと、'おわりに'にあったが、人間が神になり無限経済成長を刷り込まれた現代病からなるあらゆる悩みや不満に、カール・ヒルティから西郷隆盛に仕えた使用人だった熊吉までの武士道の貫徹された一滴の生命エネルギーが注ぎ込まれ、読む者を「葉隠」へと誘ってくれるのだ。
「自分の人生を創るためのヒント」は永遠をもつ切り口から降ってくる。哲学的な事にも興味を持つことができる。
真っ向からぶつかってくる本書に真っ向から向き合えば刷り込まれた現代病の間違った常識は自分から引き剥がす事ができるだろう。


超葉隠論

 

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超葉隠論  執行草舟 実業之日本社

発売数日前に何かフォトンベルトのような何かが自分に迫りくる
そんな気構えがあった。しかしそれが全く違ったのだ、
ページを進めるたびに自分の愛する偉人達が瞬く間に葉隠で繋がって
しまうのに歓喜を上げた。葉隠はこんなに身近にあったのだ。
葉隠十戒の超越的日常性を養う第十戒 
「同じ人間が、誰に劣り申すべきや。」
これはものすごくカッコ良い!本書を読み、なにより、過去と
現在を貫通して本当の未来までを見通す、自分の永遠性を
初めて思い描いた。「生ける流体」超葉隠論は最高に面白く、
最高の勇気を与えてくれた。



2021年4月14日水曜日

風の旅路展

 

「ARTIS」は、戸嶋靖昌記念館刊行の文化・芸術に関する定期刊行冊子。

今回の語る芸術<館長インタビュー>風の旅路は、ランボーの「カシス川」から「しかし、何と健やかなのだろう、風は」‥‥天才だけが風の中に入っている「神の微笑み」を感ずる力がある。‥‥など、とにかくカッコ良いんです!

戸嶋靖昌記念館「憂国の芸術」に触れていると、芸術の必要性や自分の芸術論に大きな変化が生まれる!
草舟コレクションを鑑賞、「ARTIS」を楽しみながら芸術を追求し自分の軸を構築する事ができるんです。




風の旅路展
<阿部平臣生誕100年記念>
阿部平臣、戸嶋靖昌、平野遼の作品を展示
4月12日(月)〜6月26日(土)

昨年秋田県立美術館で開催された「戸嶋靖昌展 縄文の炎と闇」
以来の戸嶋靖昌の作品に対峙できてとても嬉しかった。