ことだまのさちわうくに
2016年10月23日日曜日
新刊 憂国の芸術
憂国の芸術
〜芸術は神話である〜
執行草舟著
講談社エディトリアル¥1,728
本書第二部を題している言葉、「風のかたみ」。
なんと美しい。
「如意輪観音」ブロンズ像、「楠公」安田靫彦は
日本人であるならばこの歴史を知らななければならず、
執行草舟が言うようにこの「コレクション」の中に
人間の持つ希望の精神を見出せる一冊。
執行草舟の文章は、目の前にいて語りかけてくれる。
本書冒頭の和歌を詠めば日本人である事の喜びに包まれる。
憂国の芸術で読書の新しい楽しみ方をみつけた。
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